概要
今後も取引があるかわからない取引先や、管理帳票で個別に集計する必要がない取引先は、スポット仕入先・スポット得意先として登録します。
スポット仕入先・スポット得意先は、伝票で仕入先名・得意先名を変更できます(マスターの登録内容は変更されません)。
一度登録すると、取引の都度、仕入先・得意先を登録する手間が省けて便利です。
以下では、スポット仕入先の場合を例に説明します。
必要な設定
[仕入先]メニューで、スポット仕入先を登録します。
- [取引先管理 ‐ 仕入先 ‐ 仕入先]メニューを選択します。
- [仕入]ページで、スポット区分に「1:スポット仕入先」を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
内容を確認し、[F12:登録]を押します。 - 確認メッセージが表示されるので、[OK]ボタンをクリックします。
各メニューでの動作
伝票での使用方法
例 | [仕入伝票]メニューの場合 |
- [仕入管理 ‐ 仕入処理 ‐ 仕入伝票]メニューを選択します。
- 今回だけ取引する取引先の場合は、仕入先にスポット仕入先のコードを入力し、任意の名称に変更します。
今回の場合は「ABCシステム株式会社(4/12仕入分)」に変更します。
消込での集計方法
[支払消込]メニューで、以下のように集計します。
- [債務管理 ‐ 支払処理 ‐ 支払消込]メニューを選択します。
- [基本]ページで、以下のように設定して[画面]ボタンをクリックします。
- 支払伝票作成単位 債務伝票
- 集計軸項目 債務伝票
- 伝票上の仕入先名は、「債務伝票精算先」で確認できます。
参考 「債務伝票精算先」が画面に表示されていない場合は、[支払消込 - 条件設定]画面の[項目選択]ページにある「集計軸項目」で選択します。
今回だけの取引先に対して銀行振込で支払う場合
- [支払消込]メニューの場合
- [債務管理 ‐ 支払処理 ‐ 支払消込]メニューを選択します。
- 支払方法で「銀行振込」を選択して、法人口座を入力します。
- 右にスクロールします。
- 口座番号や振込方法などの振込情報を設定します。
参考 「口座番号」や「振込方法」などの項目が画面に表示されていない場合は、[支払消込 - 条件設定]画面の[項目選択]ページにある「支払伝票」で選択します。
- [支払伝票]メニューの場合
- [債務管理 ‐ 支払処理 ‐ 支払伝票]メニューを選択します。
- 支払方法で「銀行振込」を選択します。
- 伝票入力画面の右側に振込情報が表示されるので、口座番号や振込方法などを設定します。
管理帳票の集計方法
- [仕入先元帳]メニューの場合
マスターの仕入先名でまとめて集計されます。
また、伝票上の仕入先名は、「仕入先」で確認できます。
参考 「仕入先」が画面に表示されていない場合は、[仕入先元帳 - 条件設定]画面の[出力]ページにある「出力項目」で選択します。
- [仕入明細表]メニューの場合
仕入先別に集計します。
マスターの仕入先名でまとめて集計されます。
また、伝票上の仕入先名は、「仕入先名」で確認できます。
参考 「仕入先名」が画面に表示されていない場合は、[仕入明細表 - 条件設定]画面の[出力]ページにある「出力項目」で選択します。
- [支払予定表]メニューの場合
精算先別に集計します。
- [債務管理 ‐ 管理帳票 ‐ 支払予定表]メニューを選択します。
- [支払予定表 - パターン選択]画面で「精算宛先別支払予定表」を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
- [基本]ページで、以下のように設定して[画面]ボタンをクリックします。
- 集計単位 債務伝票
- 集計軸項目の第2項目 精算先
- 「精算先名別に集計する」にチェックを付けます。
- 伝票上の精算先名ごとに集計されます。