概要
『商奉行クラウド』をご利用の場合は、受注した商品を出荷する際に、受注伝票の内容を引き継いで売上伝票を登録するなど、前の処理で入力した内容を次の処理に引き継いで伝票を登録できます。
内容を引き継ぐことで、同じ内容を再⼊⼒する⼿間を省いたり、⼊⼒ミスなどを防ぐことができます。
また、一部売上・全数売上を指定し、受注残(受注数量のうち、売上が計上されていない受注数量)の管理をしたり、リレー入力時に受注内容を訂正・取消することもできます。
リレー入力できる伝票
以下の伝票間で、リレー入力ができます。
- 見積書→受注伝票(『商奉行クラウド』の『Sシステム』または『商奉行V ERPクラウド』をご利用の場合)
- 見積書→売上伝票(『商奉行クラウド』の『Sシステム』または『商奉行V ERPクラウド』をご利用の場合)
- 受注伝票→売上伝票
- 受注伝票→出荷伝票(出荷または仮出荷)
- 出荷伝票(出荷または仮出荷)→売上伝票
- 出荷伝票(仮出荷)→出荷伝票(出荷調整)
リレー入力時の伝票No.付番
付番方法を設定できます。
詳細は、『商奉行クラウド』のヘルプのこちらをご参照ください。
操作手順
例 |
3月にT-SHOP株式会社から受注したプリントTシャツを、 4月 1日にすべて売上計上する場合(受注伝票を売上伝票にリレーする場合) |
- [販売管理 ‐ 売上処理 ‐ 売上伝票]メニューを選択します。
- 日付を入力し、[Enter]キーを押します。
-
受注伝票の伝票No. を入力し、表示される候補から受注伝票を選択します。
参考 [Space]キーを押すと、検索画面で検索することもできます。
- 受注伝票の内容が表示されます。
参考 - 見積書を売上伝票にリレーする場合は、以下の手順でリレーします。
- 受注No.欄にカーソルを入れます。
- [F7:見積No.]を押してから見積書を選択します。
- 出荷伝票を売上伝票にリレーする場合は、以下の手順でリレーします。
- 受注No.欄にカーソルを入れます。
- [F6:出荷No.]を押してから出荷伝票を選択します。
-
リレー元の伝票を検索する際に、売上計上基準で明細を絞り込みできます。
詳細は、こちらをご参照ください。
- 見積書を売上伝票にリレーする場合は、以下の手順でリレーします。
- 出荷区分で、「全数売上」を選択します。
参考 - 受注数量の一部だけ売上計上する場合
出荷区分で、「一部売上」を選択し、一部売上する数量を入力します。
残りの受注数量を売上計上する場合は、もう一度同じ受注伝票をリレーします。
未売上の数量が自動で表示されます。 -
受注内容を訂正・取消する場合
出荷区分で「訂正」「取消」を選択します。
「訂正」を選択した場合は、数量などを入力できます。
登録すると受注伝票が更新され、訂正・取消前の受注内容は以下のように履歴として表示されます。
訂正後の明細は「全数売上」の表示になります。
- 受注数量の一部だけ売上計上する場合
- [F12:終了]を押します。
- 内容を確認し、[F12:登録]を押します。
参考 |
『商奉行クラウド』の[汎用データ作成]メニュー・[汎用データ受入]メニューで、複数の受注伝票を一括で売上伝票にリレーすることもできます。 |
リレー入力に関する操作設定
- [F5:操作設定]を押します。
- [リレー]ページで、リレー入力に関する設定ができます。