請求単位と回収条件を設定する

概要

［得意先］メニューの［請求］ページで設定します。
請求締日・請求単位・回収予定確定単位で、都度請求するか締め請求するかを設定します。
回収条件では、いつ、どの回収方法で回収するかを設定します。

参考	［販売処理区分］メニューで取引の種類ごとに設定することもできます。 ［販売処理区分］メニューで設定した請求単位・回収予定確定単位を初期表示する場合は、［得意先］メニューの請求単位・回収予定確定単位を「9：未設定」に設定します。  『債権奉行クラウド』をご利用の場合 1 件の得意先に営業債権と営業外債権があり、売掛金と未収入金で請求単位が異なる場合（債権区分ごとの請求）は、『債権奉行クラウド』のこちらをご参照ください。 プロジェクト別に請求する場合は、プロジェクトごとに設定することもできます。 詳細は、『債権奉行クラウド』のこちらをご参照ください。

請求締日・請求単位・回収予定確定単位を設定する

債権計上する得意先について、請求締日・請求単位・回収予定確定単位を設定します。

参考

これから説明する請求単位と回収予定確定単位の組み合わせを表で示すと、以下のようになります。 消費税計算については、こちらをご参照ください。 請求単位 回収予定 確定単位 伝票上で設定できる消費税 計算 請求書の鑑が確定する タイミング 回収予定が確定する タイミング ［請求書］メニューでの請求書発行 ［売上伝票］メニューでの納品書発行 運用例 請求締め 請求締め 明細単位 請求締め時 請求締め時 発行可能 発行可能 一定期間で締め請求する場合 締め請求だが、取引によっては都度請求する場合はこちら 伝票単位 請求書 単位 債権伝票 債権伝票 明細単位 伝票登録時 伝票登録時 発行可能 （1伝票ごとに1枚の請求書） 発行可能 （納品書兼請求書としても発行可能） 取引の都度請求する場合 伝票単位 請求締め 債権伝票 明細単位 請求締め時 伝票登録時 発行可能 発行可能 締め請求だが、取引ごとに回収方法が決まる場合 伝票単位 請求書 単位 債権伝票 請求締め 明細単位 伝票登録時 請求締め時 発行可能 （1伝票ごとに1枚の請求書） 発行可能 取引の都度請求書を出すが、月の合計金額で回収方法が決まる場合 伝票単位

取引の都度請求する

設定

以下のように設定します。

• 請求締日　　　　　「00：その都度請求」
• 請求単位　　　　　「0：債権伝票」
• 回収予定確定単位　「0：債権伝票」

売上計上時

売上伝票ごとに回収予定日・回収方法が設定できます。

参考	［得意先］メニューで設定した回収条件に応じて、回収予定日・回収方法が初期表示されます。

納品書・請求書の発行時

• ［売上伝票］メニューで納品書または納品書兼請求書を発行できます。
  発行手順の詳細は、こちらをご参照ください。
• ［請求書］メニューでも1伝票ごとに1枚の請求書を発行できます。
  発行手順の詳細は、こちらをご参照ください。

一定期間で締め請求する

設定

以下のように設定します。

• 請求締日　　　　　請求先の締日に応じて選択
• 請求単位　　　　　「1：請求締め」
• 回収予定確定単位　「1：請求締め」

請求締め時

今回の請求額の回収予定日・回収方法が設定できます。

締め請求だが、取引によっては都度請求する

設定

以下のように設定します。

• 請求締日　　　　　請求先の締日に応じて選択
• 請求単位　　　　　「1：請求締め」
• 回収予定確定単位　「1：請求締め」

売上計上時

1. 都度請求する取引の場合は、［F2：請求／予定］を押します。
   
2. 「請求／予定」を以下のように変更します。
   
   
   • 請求単位　　　　　「0：債権伝票」
   • 回収予定確定単位　「0：債権伝票」

請求締め時

請求締めでは、請求単位と回収予定確定単位が「債権伝票」の売上伝票（債権伝票）は集計されません。

請求書の発行時

請求単位と回収予定確定単位が「債権伝票」の売上伝票（債権伝票）も、［請求書］メニューで1伝票ごとに1枚の請求書を発行できます。
発行手順の詳細は、こちらをご参照ください。

締め請求だが、取引ごとに回収方法が決まる

以下のように設定します。

• 請求締日　　　　　請求先の締日に応じて選択
• 請求単位　　　　　「1：請求締め」
• 回収予定確定単位　「0：債権伝票」

売上計上時

売上伝票ごとに回収予定日・回収方法が設定できます。

請求締め時

今回の請求額が確定されます。

参考	取引の都度請求書を出すが、月の合計金額で回収方法が決まる場合は、請求単位を「債権伝票」、回収予定確定単位を「請求締め」にします。 請求締めをする前に1伝票ごとに1枚の請求書を発行できます。

回収条件を設定する

参考	回収予定を決めるタイミングは、回収予定確定単位で設定します。 休日パターンは、［休日］メニューで登録します。

回収予定日、回収方法が一律

例	翌月末に、銀行振込で回収する場合は、以下のように設定します。

• 回収方法　「2000：銀行振込」
• 回収日　　「0：月日指定」「1：翌月」「99：月末」

請求額によって回収予定日、回収方法が異なる

例	請求額が50,000円未満の場合は現金、50,000円以上の場合は銀行振込で回収する場合は、以下のように設定します。

• 条件1
  • 回収方法　　　　　　　　「1000：現金」
• 条件2
  • 基準額／分割／端数処理　「50,000」以上の条件
  • 回収方法　　　　　　　　「2000：銀行振込」

分割して回収する

例	請求額の40%を振込で、残額を手形で回収する場合は、以下のように設定します。

• 基準額／分割／端数処理 　「1：割合で分割」
• 回収サイト1
  • 回収方法　　　　　　　「2000：銀行振込」
  • 割合　　　　　　　　　「40.00%」
• 回収サイト2
  • 回収方法　　　　　　　「3000：手形」