概要
消費税の計算に関わる項目(赤枠の項目)や設定方法について説明します。
参考 | 消費税の管理や申告など全体の流れについては、こちらをご参照ください。 |
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[元帳入力]メニューの場合
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[仕訳伝票入力]メニューの場合
消費税区分を変更する
消費税区分は、当サービスで消費税申告書を作成するために必要な項目です。
事前に設定した消費税区分が、仕訳伝票入力時に初期表示されます。
変更した内容は、起票済みの仕訳伝票には影響しません。変更後に起票する仕訳伝票の入力時に、初期表示されます。
消費税区分の具体的な運用例は、こちらをご参照ください。
参考 | 特定の仕訳伝票に対して、一時的に消費税区分を変更したい場合は、こちらをご参照ください。 |
初期表示する消費税区分は、勘定科目、補助科目、部門ごとに設定できます。
勘定科目ごとに設定する
- [法人情報 ‐ 経理規程 ‐ 勘定科目 ‐ 勘定科目]メニューを選択します。
- 「借方消費税区分」や「貸方消費税区分」にカーソルがある状態で[Space]キーを押し、初期表示する消費税区分を指定します。
- [F12:登録]を押します。
補助科目ごとに設定する
交際費のように、接待などの課税取引と慶弔などの非課税取引が発生する場合は、取引内容を補助科目に登録します。
- 通常の交際費 ⇒ 000:その他(消費税区分「課税売上分課税仕入」)
- 慶弔費としての交際費 ⇒ 001:慶弔費(消費税区分「不課税仕入」)
- [法人情報 ‐ 経理規程 ‐ 勘定科目 ‐ 補助科目]メニューを選択します。
- 以下の順に設定します。
- 補助科目を追加する勘定科目のコードを指定します。
- 取引に対する慶弔費用の補助科目を追加します。
- 慶弔費の場合は「消費税 ‐ 勘定科目と同じ設定にする」で「0:しない」を選択して、消費税区分を「不課税仕入」に変更します。
- [F12:追加]を押します。
- [F12:登録]を押します。
- 確認メッセージが表示されるので、[OK]ボタンをクリックします。
部門ごとに設定する
水道光熱費のように、営業部門は課税売上分課税仕入、管理部門は共通売上分課税仕入として計上する場合は、部門ごとに初期表示する消費税区分を設定します。
- 営業部⇒ 0010:課税売上分課税仕入
- 管理部⇒ 0012:共通売上分課税仕入
[消費税区分表示設定]メニューで設定します。
手順は、こちらをご参照ください。
参考 |
初期表示される消費税区分の優先順位は、こちらをご参照ください。 |
消費税率種別を変更する
消費税率種別は、当サービスで消費税申告書を作成するために必要な項目です。
事前に設定した消費税率種別を元に、仕訳伝票入力時に消費税率が表示されます。
変更した内容は、起票済みの仕訳伝票には影響しません。変更後に起票する仕訳伝票の入力時に、初期表示されます。
- 消費税率種別「標準」:10 %
- 消費税率種別「軽減」:軽減税率 8 %
参考 | 特定の仕訳伝票に対して、一時的に消費税率(消費税率種別)を変更したい場合は、こちらをご参照ください。 |
消費税率種別は、勘定科目ごとに設定できます。
また、会議費など標準税率・軽減税率品目のどちらの取引でも使用する勘定科目は、軽減税率用の補助科目を用意することで、それぞれの取引(補助科目)に応じた消費税率種別を設定できます。
勘定科目ごとに設定する
食料品だけを取り扱う卸売業者や小売業者、食品製造業や飲食業の企業など、売上高・仕入高をほぼ軽減税率品目の取引だけで使用する場合は、勘定科目に消費税率種別「軽減」を設定します。
- [法人情報 ‐ 経理規程 ‐ 勘定科目 ‐ 勘定科目]メニューを選択します。
- 以下の順に設定します。
- 勘定科目を指定します。
- [取引入力]ページを選択します。
- 消費税率種別で「1:軽減」を指定します。
- [F12:登録]を押します。
補助科目ごとに設定する
会議費など標準税率・軽減税率品目のどちらの取引でも使用する勘定科目は、軽減税率用の補助科目を用意して、消費税率種別「軽減」を設定します。
- [法人情報 ‐ 経理規程 ‐ 勘定科目 ‐ 補助科目]メニューを選択します。
- 以下の順に設定します。
- 勘定科目を指定し、軽減税率品目用の補助科目を新規に入力します。
- 「消費税 ‐ 勘定科目と同じ設定にする」で「0:しない」を選択します。
- 消費税率種別で「1:軽減」を指定します。
- [F12:追加]を押します。
- [F12:登録]を押します。
- 確認メッセージが表示されるので、[OK]ボタンをクリックします。
参考 | 標準税率の取引は、登録済みの「0:その他」補助科目で仕訳伝票を入力しますが、標準税率用の補助科目を追加して運用することもできます。 |
消費税の計算方法(自動計算・端数処理)を変更する
当サービスでは、消費税の計算を「税込金額から計算する」「税抜金額から計算する」「計算しない」から選択できます。
「計算しない」を選択した場合は、仮払消費税/仮受消費税という勘定科目を使用して、消費税を別途計上します。
変更した内容は、起票済みの仕訳伝票には影響しません。変更後に起票する仕訳伝票の入力時に、初期表示されます。
例 | 定価 10,000 円の消耗品を税込 11,000 円で購入した場合の仕訳例
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- [法人情報 ‐ 経理規程 ‐ 勘定科目 ‐ 勘定科目]メニューを選択します。
- 勘定科目を指定し、消費税自動計算で、消費税の計算方法を選択します。
- [F12:登録]を押します。
参考 |
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事業区分を変更する
事業区分は、「簡易課税」の場合に当サービスで消費税申告書を作成するために必要な項目です。
[勘定科目]メニューで、勘定科目ごとに事業区分を変更します。
変更した内容は、起票済みの仕訳伝票には影響しません。変更後に起票する仕訳伝票の入力時に、初期表示されます。
- [法人情報 ‐ 経理規程 ‐ 勘定科目 ‐ 勘定科目]メニューを選択します。
- 勘定科目を指定し、事業区分を選択します。
- [F12:登録]を押します。
参考 |
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