奉行V ERP
概要
「マネジメント・アプローチ」によるセグメント開示支援機能として、業績評価の分析軸(事業セグメント)にセグメントを利用できます。企業全体の売上高、利益などをセグメントごとに把握できます。
当サービスでは、事業種類を想定したセグメント1(事業)と、事業所の地域を想定したセグメント2(地域)の2つのセグメントを管理できます。
仕訳伝票でセグメントを指定することで、セグメントに特化した帳票の作成や、その他の帳票でセグメントで絞り込んだ金額の確認ができます。区分方法にもとづいてセグメントを「セグメントグループ」にまとめることで、外部公開用(報告セグメント)の金額を帳票で確認できます。
必要な設定
- [セグメント1]メニューで、事業として管理するセグメントを登録します。
- [セグメント1グループ]メニューで、事業セグメントをまとめるグループを登録します。
参考 |
セグメント2を管理する場合
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仕訳伝票でのセグメントの指定
仕訳伝票で明細ごと貸借ごとにセグメントを指定できます。
- [仕訳伝票入力]メニューなどで仕訳伝票を入力する際にセグメントを指定できます。
- [汎用データ受入]メニュー、[取引ファイル受入]メニューでセグメントを指定した仕訳伝票を受け入れできます。
他の奉行クラウドからの仕訳連携
当サービスへの仕訳連携時にセグメント情報を付加した仕訳データの作成ができます。連携元の奉行クラウドで使用したセグメントがそのまま仕訳連携されるため、セグメントの関連付けは必要ありません。
- セグメント情報を付加して連携できる奉行クラウドは、『債権奉行クラウド』『債務奉行クラウド』『固定資産奉行クラウド』『商奉行クラウド』『蔵奉行クラウド』です。
- 他の奉行クラウドからの仕訳連携の概要については、こちらをご参照ください。
セグメントごとの帳票集計
- [セグメント内訳表]メニューでは、勘定科目の内訳としてセグメント・セグメントグループを縦に並べて確認できます。
- [セグメント集計表]メニューでは、合計残高試算表と同じ形式でセグメント・セグメントグループごとの金額を横に並べて確認できます。勘定科目の内訳行として補助科目の内訳も出力できます。
- [推移表]メニュー、[対比表]メニューでもセグメント・セグメントグループごとに帳票を確認できます。
- [合計残高試算表]メニューや[元帳]メニューなどの帳票では、特定のセグメント・セグメントグループを指定して、金額や明細の絞り込みができます。
連結決算システムへの連携
セグメントやセグメントグループ別に連結会計システムへ連携するためのファイルを作成できます。
[連結会計データ作成]メニューで作成します。
セグメントごとの予算の登録
予算管理の単位をセグメント別に設定することで、セグメントごとの予算の入力や、実績との比較ができます。
予算管理の単位は、[経理業務設定]メニューで設定します。