Sシステム奉行V ERP
概要
貸借で部門(本店・支店)が異なる取引がある場合、本店・支店別の貸借対照表で貸借差額が発生します。
この貸借差額は、差額調整勘定で自動で調整されます。
調整方法には 2 通りあり、[勘定科目 - システム科目設定]画面の[本支店間の取引]ページの貸借差額を調整する勘定科目で、「1 つの勘定科目で調整する」か「本店・支店ごとに異なる勘定科目で調整する」のどちらに設定されているかで異なります。
貸借差額の調整方法
例 | 東京本社の普通預金から大阪支店の普通預金に送金した場合 |
「1 つの勘定科目で調整する」場合
各支店との取引、本店との取引のどちらも、設定されている「差額調整勘定」で調整されます。
例えば、「差額調整勘定」が「流動負債」の勘定科目として登録されている場合は、以下のように集計されます。
「本店・支店ごとに異なる勘定科目で調整する」場合
各支店との取引は「支店勘定」で調整されます。(本店部門に設定した東京本社の貸借対照表の場合)
本店との取引は「本店勘定」で調整されます。(東京本社以外の各支店の貸借対照表の場合)
例えば、「支店勘定」が「その他の流動資産」の勘定科目、「本店勘定」が「流動負債」の勘定科目として登録されている場合は、以下のように集計されます。