Sシステム奉行V ERP
概要
貸借で部門(本店・支店)が異なる取引がある場合でも、本店・支店別の貸借対照表を出力する際に、貸借差額を差額調整勘定で調整して集計できます。
また、差額調整勘定に集計されている取引(本支店間の取引)を仕訳明細ごとに確認できます。
参考 | 当サービスにおける、本支店間の取引がある場合の帳票の集計の概要は、こちらをご参照ください。 |
必要な設定
- [法人情報 - 経理規程 - 経理業務設定]メニューを選択します。
- [経理業務設定]画面の[基本]ページで、「貸借差額を差額調整勘定で調整して集計する」にチェックを付けます。
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続いて、[経理業務設定 - 差額調整勘定の登録]画面が表示されるので、貸借差額を調整する勘定科目を登録します。
勘定科目のコードと名称が初期表示されるので、変更する場合は入力しなおして、[OK]ボタンをクリックします。
参考 あとで登録する場合、または本店・支店ごとに異なる勘定科目で調整する場合は、[経理業務設定 - 差額調整勘定の登録]画面で[キャンセル]ボタンをクリックしてください。
[勘定科目 - システム科目設定]画面の[本支店間の取引]ページの貸借差額を調整する勘定科目で設定できます。
詳細は、こちらをご参照ください。 - 確認のメッセージが表示されるので、[OK]ボタンをクリックします。
- [経理業務設定]画面で[登録]ボタンをクリックします。
本店・支店別に帳票を出力する
以下のすべての条件に該当する場合に、貸借差額を差額調整勘定で調整して集計します。
- 部門別帳票、または帳票の[条件設定]画面で以下のように設定して出力している
- 出力帳票は「基本科目体系」(管理会計用の科目体系を登録している場合は、[基本]ページの出力帳票で「基本科目体系」に設定)
- 部門を単一指定、または部門を範囲指定していて「範囲内の部門を個別に出力」にチェックが付いている([部門]ページで設定)
- 本支店科目を除いて集計する機能を使用している場合は、[条件設定]画面の[部門]ページで、「本支店科目を除いて集計する」にチェックが付いていない
(本支店科目を除いて集計する機能については、こちらをご参照ください。)
例 |
大阪支店の合計残高試算表を出力する
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- [財務会計 ‐ 会計帳票 ‐ 合計残高試算表 ‐ 合計残高試算表]メニューを選択します。
- [合計残高試算表 - 条件設定]画面の[部門]ページで、「大阪支店」を指定します。
- 集計期間など、その他の条件も設定して[画面]ボタンをクリックします。
- 大阪支店の合計残高試算表を確認できます。
参考 |
貸借差額を差額調整勘定で調整して集計できるメニューは、以下のとおりです。
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差額調整勘定に集計されている取引(本支店間の取引)を確認する
差額調整勘定に集計されている取引(本支店間の取引)を仕訳明細ごとに確認できます。
詳細は、こちらをご参照ください。