商奉行
概要
売上内容をもとに、一括で仕入伝票の作成(仕入確定)をします。
商品を在庫として持たず、売上に応じて必要数量を仕入れるような場合に利用します。
売上伝票と同じ内容の仕入伝票を入力する手間を省いたり、入力ミスなどを防げます。
『商奉行クラウド』で売上伝票を登録する際に、あとから一括で仕入伝票を作成する明細を指定(仕入指定)します。
当サービスの[仕入伝票]メニューで仕入確定をすると、仕入伝票が一括で作成されます。
- 仕入確定ができるのは、売上区分が「0:売上」の明細だけです。
- 以下の両方に該当する売上明細は、仕入確定の対象外です。
- 売上明細で「仕入指定仕入先」が指定されていない
- 指定した商品に「主仕入先」が設定されていない
- 承認機能を使っている場合は、承認状況が「承認済」の売上伝票だけが仕入確定できます。
- 精算締めが完了している期間の伝票の新規登録・修正・削除を禁止する設定の場合は、仕入伝票は作成できません。
必要な設定
売上伝票登録時に、在庫割れをチェックしない
売上伝票を登録する際に在庫割れチェックをしている場合は、仕入指定した明細については在庫割れチェックをしないように設定できます。
- [法人情報 ‐ 規程 ‐ 仕入管理規程]メニューを選択します。
- [在庫管理]ページで、在庫割れチェックの「仕入指定する売上明細は在庫割れチェックしない」にチェックを付け、[登録]ボタンをクリックします。
商品の「主仕入先」を設定する
「主仕入先」を設定すると、売上伝票で「仕入指定」をする際に、その都度仕入先を指定する手間が省けます。
- [商品管理 - 商品 - 商品]メニューを選択します。
- [仕入]ページで、「主仕入先」を指定します。
- [F12:登録]を押します。
参考 | [発注検討方法]メニューで、倉庫ごと、バリエーションごと、荷姿ごとに主仕入先を設定することも可能です。 |
操作手順
1. 売上伝票で、一括で仕入を計上する明細を指定する(仕入指定)
- 『商奉行クラウド』の[販売管理 - 売上処理 - 売上伝票]メニューを選択します。
- 商品を指定したら、[切替]をクリックし、[F2:補充指定]を押します。
- 仕入指定で「1:する」を選択します。
指定した商品の「主仕入先」以外から仕入れる場合は、「仕入指定仕入先」を指定します。
参考 仕入指定の初期値を「1:する」に設定したり、[補充指定]画面を自動表示することもできます。
- [F5:操作設定]を押します。
- [運用]ページで、補充指定自動表示、仕入指定初期値を設定します。
- [F5:操作設定]を押します。
- 仕入指定した明細は、アイコンが表示されます。
- [F12:終了]を押します。
- 内容を確認し、[F12:登録]を押します。
2. 一括で仕入を計上する(仕入確定)
- [仕入管理 - 仕入処理 - 仕入伝票]メニューを選択します。
- [F2:仕入確定]を押します。
- [仕入伝票 - パターン選択]画面で「仕入確定(売上伝票)」を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
- リレー元で「売上伝票」が選択されていることを確認します。
その他の任意の条件を設定し、[画面]ボタンをクリックします。 - 仕入指定された売上明細が一覧で表示されます。
仕入伝票を作成する明細の確定欄にチェックを付け、[F2:実行]を押します。 - 確認メッセージが表示されるので、[OK]ボタンをクリックします。
- 完了すると、処理結果が表示されます。
結果を確認したら[閉じる]ボタンをクリックします。
参考 実行に失敗したデータがある場合は、未処理データの一覧を出力できます。