概要
[年間平均月額変更処理]メニューの[年間平均月額変更処理]画面で[F6:詳細]を押すと、年間平均の計算に使用される情報を確認できます。また、昇(降)給月より前の支払基礎日数や金額などを修正することもできます。
操作手順
- [社会保険 ‐ 月額変更 ‐ 月額変更処理 ‐ 年間平均月額変更処理]メニューを選択します。
- 昇(降)給月を指定して、[画面]ボタンをクリックします。
- 表示された画面で、確認したい社員の行をクリックして[F6:詳細]を押します。
-
年間平均の計算に使用される情報を確認できます。
- 給与データから集計されます。
- 給与データから集計されます。
必要に応じて昇(降)給月より前の支払基礎日数や金額などを修正できます。
- 月額変更データから集計されます。
-
賃金カットがあった月にチェックを付けます。
参考 |
途中入社月の給与処理が日割計算されている場合は、自動的にチェックが付きます。 |
出力項目
当年〇月~〇月の固定的賃金
項目 |
説明 |
支払基礎日数 |
以下のように計算した支払基礎日数が表示されます。
-
月給者の場合
[年間平均月額変更処理 - 計算設定]画面の[支払基礎日数]ページの設定によって、賃金計算期間から計算されます。
参考 |
- 月給者の場合は、給与計算の基礎が賃金計算期間で、日曜日や有給休暇も含まれるため、出勤した日数に関係なく賃金計算期間が支払基礎日数となります。
- [支払基礎日数]ページの「欠勤日数を減算する」にチェックを付けた場合は、欠勤日数を差し引いた日数が支払基礎日数になります。
詳細は、こちらをご参照ください。
|
-
月給者以外(日給、時給、日給+時給)の場合
支払基礎日数 = 出勤日数 日給者の場合は、稼動(出勤)日数が支払基礎日数となります。
参考 |
[年間平均月額変更処理 - 計算設定]画面の[支払基礎日数]ページの「休出日数を加算する」「特休日数を加算する」「有休日数を加算する」「代替休日数を加算する」にチェックを付けた場合は、支払基礎日数に各日数が加算されます。 詳細は、こちらをご参照ください。
|
- 給与処理の処理状況が「未処理」の月は0日になります。
|
通貨による額 |
給与データの固定的賃金が集計されます。
参考 |
集計された固定的賃金は、すべて通貨による額に集計されます。 現物による額が含まれている場合は、現物による額を差し引いた金額を登録してください。 |
|
現物による額 |
集計されません。 現物による額がある場合は、金額を登録してください。 |
遡及支払額 |
月額変更処理で入力された遡及支払額が表示されます。
参考 |
非固定的賃金に該当する金額が含まれている場合は、非固定的賃金を差し引いた金額を登録します。 非固定的賃金に該当する金額は、「前年〇月~当年〇月の非固定的賃金」の下段の遡及支払額に登録してください。 |
|
①合計 |
賃金カット等にチェックを付けた月、および支払基礎日数が満たない月を除いた各月の合計額が集計されます。また、遡及支払額がある場合は、遡及支払額が差し引かれます。
参考 |
正社員、パート社員、短時間労働者などで支払基礎日数の判定が異なります。
支払基礎日数が少なく合計に含まれない月がある場合は、備考欄に表示されるのでご確認ください。
|
|
②平均額 |
平均額 = 合計額 ÷ 対象月数
参考 |
対象月数は、算定対象期間(3ヵ月)のうち、賃金カット等にチェックを付けた月や支払基礎日数が満たない月を除いた月数です。 |
|
前年〇月~当年〇月の非固定的賃金
項目 |
説明 |
支払基礎日数 |
以下のように計算した支払基礎日数が表示されます。
-
月給者の場合
[年間平均月額変更処理 - 計算設定]画面の[支払基礎日数]ページの設定によって、賃金計算期間から計算されます。
参考 |
- 月給者の場合は、給与計算の基礎が賃金計算期間で、日曜日や有給休暇も含まれるため、出勤した日数に関係なく賃金計算期間が支払基礎日数となります。
- [支払基礎日数]ページの「欠勤日数を減算する」にチェックを付けた場合は、欠勤日数を差し引いた日数が支払基礎日数になります。
詳細は、こちらをご参照ください。
|
-
月給者以外(日給、時給、日給+時給)の場合
支払基礎日数 = 出勤日数 日給者の場合は、稼動(出勤)日数が支払基礎日数となります。
参考 |
[年間平均月額変更処理 - 計算設定]画面の[支払基礎日数]ページの「休出日数を加算する」「特休日数を加算する」「有休日数を加算する」「代替休日数を加算する」にチェックを付けた場合は、支払基礎日数に各日数が加算されます。 詳細は、こちらをご参照ください。
|
-
途中入社月の給与処理が日割計算されている場合の支払基礎日数は、月給者であっても「月給者以外(日給、時給、日給+時給)の場合」と同様になります。
- 給与処理の処理状況が「未処理」の月は0日になります。
|
通貨による額 |
給与データの「社保報酬(金銭)」-「固定的賃金」が集計されます。
参考 |
固定的賃金に現物による額が含まれている場合は、固定的賃金から現物による額を差し引いて、計算した結果を登録してください。 |
|
現物による額 |
給与データの「社保報酬(現物)」が集計されます。 |
遡及支払額 |
- 前9か月より前にさかのぼった非固定的賃金の遡及支払額があった場合は、上段の遡及支払額欄にその金額を登録します。
参考 |
昇給月が4月の場合
前9か月:前年7月~当年3月 算定対象期間:当年4月~6月
前年7月に、前年6月分の遡及金額5,000円の支払いがあった場合、上段の遡及支払額に「5,000円」を登録します。
|
- 算定対象期間に、前3ヵ月より前にさかのぼった非固定的賃金の遡及支払があった場合は、下段の遡及支払額欄にその金額を登録します。
|
③合計・④合計 |
賃金カット等にチェックを付けた月、および支払基礎日数が満たない月を除いた各月の合計額が集計されます。また、遡及支払額がある場合は、遡及支払額が差し引かれます。
参考 |
正社員、パート社員、短時間労働者などで支払基礎日数の判定が異なります。 支払基礎日数が少なく合計に含まれない月がある場合は、備考欄に表示されるのでご確認ください。 |
|
⑤平均額・⑥平均額 |
⑤平均額 = ④合計額 ÷ 対象月数
参考 |
対象月数は、賃金カット等にチェックを付けた月や支払基礎日数が満たない月を除いた月数です。 算定対象期間(3ヵ月)から除きます。 |
⑥平均額 = (③+④) ÷ 対象月数
参考 |
対象月数は、賃金カット等にチェックを付けた月や支払基礎日数が満たない月を除いた月数です。 年間(12ヵ月)から除きます。
|
|
備考に表示される内容
項目 |
説明 |
支払基礎日数について |
月額変更処理の備考欄のチェックによって、以下が表示されます。
- 「支払基礎日数17日未満の月:○月」
- 「短時間労働者。支払基礎日数11日以上の月で算定。支払基礎日数 11日未満の月:○月」
|
賃金カット・遡及支払額 |
以下が表示されます。
- 賃金カットがある場合
「賃金カット・遅払月:○月」
- 遡及支払額がある場合
「遡及支払額:○円」
|
70歳以上被用者として算定している場合 |
以下が表示されます。
- 社員情報の生年月日から判定された場合
「70歳以上被用者算定基礎月:X月以降」
- 月額変更処理の備考欄の「70歳以上」に手動でチェックを付けた場合
「70歳以上被用者」
|