概要
[キャッシュ・フロー計算書]メニューで、キャッシュ・フロー計算書を作成する際に差額が発生している場合には、正しいキャッシュ・フロー計算書が作成できないため、差額を調整する必要があります。
差額は、貸借対照表の科目に発生している金額のうち、キャッシュ・フロー項目へ振り替えられていない金額がある場合に差額が発生します。
参考 | [キャッシュ・フロー推移表]メニューで、キャッシュ・フロー推移表を作成する場合も差額の調整方法は同じです。以下では、キャッシュ・フロー計算書を例に説明します。キャッシュ・フロー推移表の場合は、キャッシュ・フロー計算書をキャッシュ・フロー推移表に読み替えて確認してください。 |
キャッシュ・フロー精算表で、差額を調整する手順を説明します。
例 |
以下のような仕訳を登録している場合に、キャッシュ・フローの設定が「対象外」になっている「繰延税金資産」で差額が発生します。
|
操作手順
差額が発生している場合は、キャッシュ・フロー計算書作成時に、メッセージでお知らせします。
- キャッシュ・フロー計算書を出力時、差額が発生している場合に表示されるメッセージの[OK]ボタンをクリックして、キャッシュ・フロー精算表を確認します。
- キャッシュ・フロー精算表が表示されます。
合計行に差額が発生しています。チュートリアルが表示されます。[閉じる]ボタンをクリックします。 - 差額が発生している行をダブルクリック、またはその行を選択して[F6:振替金額]を押します。
- 画面が表示されます。[閉じる]ボタンをクリックします。
- 差額を自動調整した結果が表示されます。
金額を確認し、問題がなければ[登録]ボタンをクリックします。
明細情報で「振替対象外」と表示されるものについては、差額が残っていても問題ありません。 - 登録後、キャッシュ・フロー精算表で差額を確認します。
差額の合計が 0 になるまで2.~5.を繰り返します。 - 差額の合計が 0 になったら[F12:閉じる]を押します。
- キャッシュ・フロー精算表で差額が 0 になったら、キャッシュ・フロー計算書で[F8:再集計]を押します。
差額を調整した、正しいキャッシュ・フロー計算書が確認できます。