概要
[業務連携入力]メニューでは、連携元データを1枚の仕訳伝票にまとめたり、同じ勘定科目の明細を合算して仕訳伝票を作成できます。
また、連携元データの伝票部門や伝票取引先ごとに仕訳伝票や明細金額を分けて仕訳伝票を作成することもできます。
仕訳伝票を作成する際に、画面上のや[F3:設定]を押して表示される画面で、どのような仕訳伝票を作成するかを設定します。
各設定でできることは、以下のとおりです。
① 仕訳伝票の集約 |
連携元データを1枚の仕訳伝票にまとめるかを設定します。 |
② 仕訳明細の集約 |
同じ勘定科目の明細金額を合算するかを設定できます。 |
③ 合算した明細の消費税再計算 | ②で、同じ勘定科目の明細金額を合算した場合に、合算した明細金額の消費税額を再計算するかを設定します。 |
各設定によって作成される仕訳伝票のイメージを、『債権奉行クラウド』を例に紹介します。
「仕訳伝票の集約」と「仕訳明細の集約」を組み合わせることで作成される仕訳伝票が変わるので、「仕訳伝票の集約」の中で、それぞれ説明します。
仕訳伝票の集約
連携元データを1枚の仕訳伝票にまとめるかを設定します。
まとめる際に、どの単位(日付/週/月単位)でまとめるかを設定します。
また、連携元データの伝票部門/伝票取引先ごとに仕訳伝票を分けるかを設定できます。
連携元データを1枚の仕訳伝票にまとめる
「連携元データを1枚の仕訳伝票にまとめる」にチェックを付けると、どの単位(日付/週/月単位)で仕訳伝票をまとめるか選択できます。
それぞれの仕訳伝票のイメージは、以下をご参照ください。
日付単位でまとめる
伝票日付が同じ伝票を、1枚の仕訳伝票にまとめます。日ごとに仕訳伝票が作成されます。
例 |
4月 1日に同一科目の債権伝票が2枚ある場合 |
仕訳明細を集約しない場合
仕訳明細を集約する場合(同じ勘定科目の明細金額を合算する場合)
週単位でまとめる
指定した曜日までの1週間分の伝票を、1枚の仕訳伝票にまとめます。週ごとに仕訳伝票が作成されます。
例 |
月~日曜日の伝票をまとめて、週ごとに作成する場合 |
「週単位でまとめる」を選択し、「日」を選択します。
参考 | 仕訳伝票の伝票日付は、各週の日曜日の日付になります。 |
仕訳明細を集約しない場合
仕訳明細を集約する場合(同じ勘定科目の明細金額を合算する場合)
月単位でまとめる
指定した日までの1ヵ月分の伝票を、1枚の仕訳伝票にまとめます。月ごとに仕訳伝票が作成されます。
例 |
月末にまとめて、1ヵ月ごとに作成する場合 |
「月単位でまとめる」を選択し、「月末」を選択します。
参考 | 仕訳伝票の伝票日付は、各月の月末の日付になります。 |
仕訳明細を集約しない場合
仕訳明細を集約する場合(同じ勘定科目の明細金額を合算する場合)
[元データ]ページの伝票部門ごとに仕訳伝票を分ける
連携元データを1枚の仕訳伝票にまとめる際に、[元データ]ページの「伝票部門」を加味するかを設定します。
伝票部門ごとに仕訳伝票を作成したい場合は、「[元データ]ページの伝票部門ごとに仕訳伝票を分ける」にチェックを付けます。
例 |
|
[元データ]ページの伝票取引先ごとに仕訳伝票を分ける
連携元データを1枚の仕訳伝票にまとめる際に、[元データ]ページの「伝票取引先」を加味するかを設定します。
伝票取引先ごとに仕訳伝票を作成したい場合は、「[元データ]ページの伝票取引先ごとに仕訳伝票を分ける」にチェックを付けます。
なお、作成される仕訳伝票のイメージは、「[元データ]ページの伝票部門ごとに仕訳伝票を分ける」にチェックを付けたときと同様です。
そのため、「[元データ]ページの伝票部門ごとに仕訳伝票を分ける」の例を参照し、「部門」を「取引先」に置き換えてください。
仕訳明細の集約
同じ勘定科目の明細金額を合算するかを設定できます。
また、連携元データの伝票部門/伝票取引先ごとに明細金額を分けるかを設定できます。
同じ勘定科目の明細金額を合算する
「同じ勘定科目の明細金額を合算する」にチェックを付けると、同じ勘定科目の明細金額を合算します。
参考 |
貸借ごとに以下の内容が同じ明細が、合算されます。 |
例 |
4月 1日に、以下のような同一科目の債権伝票がある場合 |
チェックを付けない場合
同じ勘定科目の明細金額は合算されないので、仕訳明細の行数や金額は変わりません。
チェックを付けた場合
同じ勘定科目の明細金額が合算され、すべての明細がまとまります。
[元データ]ページの伝票部門ごとに明細金額を分ける
同じ勘定科目の明細金額を合算する際に、[元データ]ページの「伝票部門」を加味するかを設定します。
伝票部門ごとに明細金額を分けて仕訳伝票を作成したい場合は、「[元データ]ページの伝票部門ごとに明細金額を分ける」にチェックを付けます。
参考 |
[元データ]ページの伝票マスター(伝票部門や伝票取引先)ごとに明細金額を分けると、上記のとおり、伝票マスターごとに仕訳明細が作成されます。 「並び順」では、伝票マスターごとに作成された仕訳明細を、どの伝票マスター順に並べ替えるかを設定できます。 |
[元データ]ページの伝票取引先ごとに明細金額を分ける
同じ勘定科目の明細金額を合算する際に、[元データ]ページの「伝票取引先」を加味するかを設定します。
伝票取引先ごとに明細金額を分けて仕訳伝票を作成したい場合は、「[元データ]ページの伝票取引先ごとに明細金額を分ける」にチェックを付けます。
なお、作成される仕訳伝票のイメージは、「[元データ]ページの伝票部門ごとに明細金額を分ける」にチェックを付けたときと同様です。
そのため、「[元データ]ページの伝票部門ごとに明細金額を分ける」の例を参照し、「部門」を「取引先」に置き換えてください。