概要
「未払金」「未収入金」「経過勘定(前払費用・前受収益・未払費用・未収収益など)」など、複数の用途で使用される勘定科目については、用途にあわせて補助科目を用意して補助科目ごとに資金繰り項目を設定することで、用途ごとに資金繰りを把握できます。
以下の場合を例に、[補助科目]メニューの設定手順を説明します。
例 |
用途ごとに資金繰りを把握するため、消耗品費の購入で計上された未払金は「販売管理費」に集計し、賃金の支払いで計上された未払金は「人件費」に集計する
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上記の設定では、未払金の支払時の取引はすべて「販売管理費」に集計されます。
そのため[補助科目]メニューで、用途に合わせて「未払金」の補助科目を登録します。
その際に、資金繰り項目を以下のとおりに設定します。
補助科目 | 資金繰り項目 |
---|---|
賃金の支払い | 人件費 |
消耗品の購入 | 販売管理費(勘定科目と同じ設定) |
操作手順
賃金の支払い
- [法人情報 ‐ 経理規程 ‐ 勘定科目 ‐ 補助科目]メニューを選択します。
- 勘定科目「未払金」の補助科目「賃金の支払い」を登録します。
- 「資金繰り ‐ 勘定科目と同じ設定にする」で「0:しない」を選択します。
- 借方資金繰り項目を「人件費」に設定にします。
消耗品の購入
- [法人情報 ‐ 経理規程 ‐ 勘定科目 ‐ 補助科目]メニューを選択します。
- 勘定科目「未払金」の補助科目「消耗品の購入」を登録します。
- 「資金繰り ‐ 勘定科目と同じ設定にする」で「1:する」を選択します。
補助科目ごとに資金繰り項目を設定することで、勘定科目でまとまらず、用途ごとに金額を把握できます。