概要
伝票承認者は、承認済みの仕訳伝票を修正・削除できます。
承認済みの仕訳伝票の消費税区分や消費税率を修正するよう税理士から依頼があった場合など、突発的な修正が必要になった場合に利用します。
また、承認後に修正・削除した仕訳伝票だけを一覧で確認することもできます。
- 承認者だけ承認後の仕訳伝票を修正・削除できます。
-
修正・削除できるメニューは以下のとおりです。
- [仕訳伝票入力]メニューのように、仕訳伝票を1枚ずつ修正・削除できるメニュー
- [仕訳帳]メニューのように、[F6:参照]を押すと仕訳伝票をその場で修正・削除できるメニュー
- [仕訳伝票No.]メニューでの再付番
- [消費税一括変更]メニュー
- 伝票入力担当者は承認後の仕訳伝票を修正・削除できません。
詳細は、こちらをご参照ください。
『勘定奉行V ERPクラウド』をご利用の場合
仕訳伝票の承認の状態によって、仕訳伝票を修正・削除できる承認者が異なります。
- 承認中
承認段階を問わず、ワークフローで承認者に設定されていれば修正・削除できます。
例 2段階承認で、承認者が以下のように設定されている
1次承認:小川さん
最終承認:加藤さん小川さんが1次承認をした「承認中」の仕訳伝票は、小川さん・加藤さんどちらも修正・削除できます。
- 承認済
該当の仕訳伝票に、承認・否認の履歴がある承認者が修正・削除できます。
必要な設定
[仕訳伝票承認設定]メニューの[詳細]ページで、「修正を許可する」「削除を許可する」にチェックを付けます。
操作手順
未承認の仕訳伝票を修正・削除する場合と同じ手順で修正・削除できます。
例 | [仕訳伝票入力]メニューで承認済みの仕訳伝票を修正する場合 |
- [財務会計 ‐ 取引入力 ‐ 仕訳伝票入力]メニューを選択します。
- 修正する仕訳伝票を画面に表示し、[F9:修正]を押します。
- 承認済みの仕訳伝票を修正するか確認メッセージが表示されるので、[OK]ボタンをクリックします。
- 仕訳伝票を修正し、登録します。
参考 | 承認済みの仕訳伝票を修正すると、仕訳伝票に[承認]の履歴が残ります。 |
こんなときは
承認後に修正(削除)した仕訳伝票だけを集計する
[仕訳伝票入力]メニューや[仕訳帳]メニューの[条件設定]画面の[基本]ページで、「承認後に修正された仕訳伝票だけを集計する」にチェックを付けると、承認後に修正した仕訳伝票だけを確認できます。
承認後に削除した仕訳伝票も確認する場合は、[仕訳伝票履歴]メニューで「承認後に削除された仕訳伝票だけを集計する」にチェックを付けます。
[仕訳伝票履歴]画面上部にある矢印ボタンまたは履歴ボタンをクリックすると、仕訳伝票の履歴を確認できます。