外貨入力
概要
『外貨入力オプション for 奉行クラウド』をご利用の場合は、各伝票メニューで外貨建取引を入力できます。
また、各管理帳票で取引通貨ごとの金額を確認できます。
必要な設定
1. 外貨入力の機能を使用する
[運用設定]メニューの[基本]ページで外貨を「使用する」に設定します。
2. 換算時の端数処理や、為替差損益の科目を設定する
[債務管理規程]メニューの[外貨]ページで設定します。
3. 取引通貨を追加する
[通貨]メニューで、使用する取引通貨を設定します。
あらかじめ、「USD(米ドル)」などが使用できるようになっていますが、自社の取引通貨にあわせて使用できるように設定します。
詳細は、こちらをご参照ください。
4. 為替レートを登録する
[為替レート]メニューで、取引通貨ごとに為替レートを登録します。
為替レートを登録しておくと、伝票で取引通貨金額を入力した際に、自動的に換算された金額が表示されます。
5. 仕入先ごとに、初期表示する取引通貨や為替レートを設定する
[仕入先]メニューの[仕入]ページで、初期表示する取引通貨を設定します。
各メニューでの動作
外貨建取引の入力
各伝票で外貨建取引を入力します。
取引通貨金額(150.00)を入力すると、伝票日付をもとにその日の為替レート(128.60)を使用して計算された金額(19,290)が、自動表示されます。
参考 | 仕入伝票で外貨建取引を入力する場合は、[単価]メニューで、商品ごとに仕入取引通貨とその単価が設定できます。 伝票の取引通貨と、[単価]メニューで設定した仕入取引通貨が一致する場合に、仕入取引通貨の単価が伝票に自動で表示されます。 |
管理帳票の集計方法
集計軸には必ず「取引通貨」が含まれるため、取引通貨ごとに金額が集計されます。
円換算額を確認する場合は、[条件設定]画面の「出力項目」で「○○(国内)」の項目を選択します。
『勘定奉行』との業務連携(仕訳伝票の作成)勘定奉行
『勘定奉行クラウド』と連携する場合は、外貨建取引の入力で使用した通貨やレート種別は『勘定奉行クラウド』と共通で管理するデータのため、[仕訳伝票コード設定]メニューでの関連付けは必要ありません。
為替差損益の計上
仕入計上時のレートと支払時のレートが異なる場合は、レートの差による差損益を計上します。
例 |
4月に100ドルの仕入があり、5月に支払があった場合 4月(1ドル:100円)
5月(1ドル:110円)
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